女子日本代表チームは準優勝 AVCビーチバレーボール コンチネンタルカップ アジア大陸予選 ファイナル(第3フェーズ)決勝・中国戦結果

女子日本代表チームは準優勝 AVCビーチバレーボール コンチネンタルカップ アジア大陸予選 ファイナル(第3フェーズ)決勝・中国戦結果

ナコンパトム(タイ)で6月25日から本日27日まで開催された「AVCビーチバレーボール コンチネンタルカップ アジア大陸予選」の大会最終日、女子日本代表チームは中国と対戦し1-2で敗れ、準優勝となりました。
本大会の優勝チームには東京2020オリンピック出場権(アジア大陸代表枠)が与えれることになっていましたが、準優勝の女子日本代表は残念ながら東京2020オリンピック出場権は逃す結果となりました。
 
 
■試合結果
チーム1
長谷川 暁子/二見 梓 0 (15-21, 16-21) 2 Chen Xue/Xinxin Wang
 
チーム2
鈴木 千代/坂口 由里香 2 (中国チームの怪我による棄権で不戦勝) 0 Shuhui Wen/Jingzhe Wang
 
ゴールデンマッチ
鈴木 千代/坂口 由里香 0 (17-21, 15-21) 2 Chen Xue/Xinxin Wang
 
 
中国代表のチーム2が本日も怪我による棄権のため、チーム1が勝てば優勝という状況でスタートした決勝戦、日本代表のチーム1・長谷川/二見組はブロックや好レシーブで食らいつくものの強豪・中国のチーム1ペアに徐々に点差を離されストレートで試合を落としました。ゴールデンマッチで決着がつくこととなり、中国代表はチーム1のペアが続けて出場するしかない状況に対し、日本代表はもう一方の鈴木/坂口組に命運を託します。鈴木/坂口組はコートを幅広く使った攻撃や強打を武器に中盤まで拮抗した試合を繰り広げますが、連戦の疲れもみせずに安定したプレーを続ける中国代表は、高さや総合力の高さを駆使し着実に得点を重ねていき、効果的なサーブや粘り強いレシーブから点差を広げていきます。第1・2セットともに最後は地力の差を見せつけられ、0-2で敗戦、善戦も及ばず女子日本代表チームは準優勝に終わりました。
 

ⒸAVC

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■川合庶(JVAビーチバレーボール強化委員長/コンチネンタルカップ女子監督)コメント
「今大会で選出した6人はコンチネンタルカップ初出場という新しい顔ぶれで戦いに挑みました。結果は女子日本代表チームとして初の決勝に進出を果たし、選手達は持てる力を存分に発揮してくれました。残念ながら中国チーム1にはそれ以上の力の差を見せつけられる形となり、特にWang XinXin選手の成長は著しく、以前と比べミスが減り、サーブやレシーブ等の技術も格段に上がり精度が高まっていていることを目の当たりにしました。これらは今後の日本チームにとって大きな課題となりました。日本の若い選手達には、この経験を次のパリ、その先のロサンゼルスオリンピックに生かしてもらえる様にサポートしていきたいと思います。最後に、日本から応援していただいた皆様はじめ、コロナ禍の大変な状況の中で大会を開催してくださったAVCやタイバレーボール協会の皆様、サポートしてくださった皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました」
 
 

チーム1(長谷川暁子/二見梓組)
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■長谷川暁子選手のコメント
「最後まで日本チームへの応援ありがとうございました。決勝戦は中国に敗戦し、出場権は獲得出来ませんでしたが、全員が持てる力を出し切ったと思います。応援してくれた方々やサポートしてくれたスタッフや選手にとても感謝しています。ビーチバレーボールの魅力はまだまだあると思いますので、引き続き、応援よろしくお願いします」
 
■二見梓選手のコメント
「日本からたくさんの応援本当にありがとうございました。持っている力を全て出し切りましたが中国に勝つ事はできませんでした。期待に応えられず申し訳ない気持ちです。東京オリンピックへの挑戦は終わってしまいましたが、このメンバーと大会最終日まで戦えて貴重な経験をすることができました。ありがとうございました」
 
 

チーム2(鈴木千代/坂口由里香組)
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■鈴木千代選手のコメント
「ゴールデンマッチでは長谷川/二見ペアからバトンを受け取ったにも関わらず、勝利に貢献出来ず本当に申し訳ない気持ちです。残念ながら今の私たちでは中国に勝つことは出来ませんでしたが、次の時代では勝てるよう、選手が頑張るのはもちろん、そのサポートをJVAの皆様、そしてファンの皆様どうぞ今後ともよろしくお願いします。まだまだ落ち着かない時勢ですので、帰国も帰国後も色々な事に気をつけて帰りたいと思います。沢山の応援ありがとうございました」
 
■坂口由里香選手のコメント
「皆さまたくさんの応援ありがとうございました。オリンピック出場まであと一歩のところまできましたが、出場権を獲得することができず大変悔しい思いでいっぱいです。このメンバーでアジアを相手に最後まで戦うことが出来、大変貴重な経験をさせていただきました。この先の日本のビーチバレー界が今以上に盛り上がるよう、引き続き応援とサポートをよろしくお願いします」
 
 
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新型コロナウイルス感染症拡大の影響により日程や開催地の調整が難航する難しい大会となりましたが、日本代表チームへのご声援ありがとうございました。東京2020オリンピック、そしてその先に向けて、引き続きビーチバレーボールへの応援をよろしくお願いいたします。