マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021 ファイナル 大阪大会 1日目

マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021 ファイナル 大阪大会 1日目

 「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021 ファイナル 大阪大会」の大会1日目が、10月16日(土)に大阪市都島区にある毛馬桜之宮公園内大阪ふれあいの水辺にて開催された。今大会も男女各8チームが出場し、シングルエリミネーション方式での開催。当初の予定では大阪市北区にあるグランフロント大阪で行われるはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場を毛馬桜之宮公園内大阪ふれあいの水辺に変更し無観客で行われた。

 

 女子4強がそろい踏み

 

 女子準決勝に勝ち上がったのは、長谷川暁子(NTTコムウェア)/坂口由里香(大樹グループ)組、橋本涼加(トヨタ自動車)/村上礼華(ダイキアクシス)組、石坪聖野(アットホーム)/柴麻美(帝国データバンク)組、坂本実優(キュービック・スポット / KLB)/沢目繭(ミライラボバイオサイエンス /湘南ベルマーレ/KLB)組の4組。

 

・リベンジに燃える橋本/村上

 第2戦 平塚大会 ガラナ・アンタルチカ杯と、第6戦 松山大会で優勝した長谷川/坂口組が今大会も強さを見せているが、ほかの3組も力をつけている。なかでも、第4戦 名古屋大会を制しながら、以降の大会で長谷川/坂口組に連敗した橋本/村上組の最終戦にかける思いは強い。

 

1回戦をストレートで勝利した橋本/村上組

「松山大会では試合の出だしが悪かった。自分たちのリズムで試合を運んでいけるように2週間くらいチームで話し合いながら工夫し取り組んできた」と橋本が語ったとおり、1回戦から相手にスキを見せることなく、常に試合を優位に展開して勝利した。

 

・坂本/沢目組も好スタート

 また、坂本/沢目組は初戦をストレートで勝利し、第5戦 都城大会 第22回ビーチバレー霧島酒造オープンぶりに準決勝進出。

 

第5戦 都城大会 第22回ビーチバレー霧島酒造オープンぶりに準決勝へ進出した坂本/沢目組

 沢目は「第5戦から、自分たちのプレーができてきている。相手ではなく、自分たちのプレーができるかできないか」と試合を振り返り、坂本は「明日も相手が嫌がるプレーをして、試合を楽しんでいきたい。」と意欲を見せた。

 

 今シーズンの女子は、大会ごとに優勝チームが入れ替わる混戦状態。明日行われるファイナル大阪大会の2日目では、どのような展開が生まれるか目が離せない状態だ。

 

 男子は石島/白鳥が牙城を守れるか⁉

 

 一方、男子準決勝に勝ち上がったのは、石島雄介/白鳥勝浩(ともにトヨタ自動車)組、長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)/土屋宝士(恵比寿丸)組、庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部)/倉坂正人(フリー)組、髙橋巧(ANAあきんど) /マルキナシム(トヨタ自動車)組の4組。

 

・打倒、石島/白鳥組を狙う2組が勝利

 過去5大会中4大会を制している石島/白鳥組が最有力だが、下剋上を狙う3組の士気も高い。

 第6戦 松山大会準優勝の長谷川/土屋組も、順調に初戦を突破。試合後に土屋は、「ストレートで勝利できてよかった。あと2試合を戦うつもりで1試合ごと、1点ずつ頑張りたい。最後に勝ってジャパンツアーを終わらせたい」と意気込みを語った。

 

今季初タイトルを狙う長谷川/土屋組

 また、第5戦 都城大会 第22回ビーチバレー霧島酒造オープンで、今シーズン唯一、石島/白鳥組に勝利し優勝を果たしている髙橋/マルキ組もフルセットの末に勝利し、準決勝進出を決めた。髙橋は、「(セットは奪われたが)ブロックとレシーブの関係、ラリー中の声掛けを心がけてリズムを作り勝利することができた。明日の準決勝は石島/白鳥組と対戦するが、自分たちが迷わないこと、自分たちがやるべきことをクリアしていけば勝ちにつながると思う」と話した。

 

今シーズン唯一、石島/白鳥組に勝利している髙橋/マルキ組

 明日の男子準決勝・決勝は、王者・石島/白鳥組を筆頭に、見応えある優勝争いが繰り広げられる。石島/白鳥組が順当に今シーズン5度目の栄光をつかむのか? それとも新たなチャンピオンが誕生するのか? その試合展開に注目される。

 

 マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021 ファイナル 大阪大会の王者が決まる大会2日目は、明日9時よりスタートする。