マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021 第5戦 都城大会 第22回ビーチバレー霧島酒造オープン 男女ベスト4が決定!

マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021 第5戦 都城大会 第22回ビーチバレー霧島酒造オープン 男女ベスト4が決定!

ビーチバレーボールの国内最高峰を争う「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021 第5戦 都城大会 第22回ビーチバレー霧島酒造オープン」、その2日目が9月19日(日)、宮崎県都城市の「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」ビーチバレーボール特設コートで行われた。  

女子は坂本/沢目組が実力発揮の3連勝でベスト4進出

 朝9時からスタートした男女プール戦を経て、午後からは各プール上位2チームが進出する準々決勝が実施。そこで女子ベスト4に勝ち残ったのは、坂本実優(キュービックスポット)/沢目繭(ミライラボバイオサイエンス ・湘南ベルマーレ/KLB)組、石坪聖野(アットホーム)/柴麻美(帝国データバンク)組、長谷川暁子(NTTコムウェア)/坂口由里香(大樹グループ)組、そして松本恋/松本穏 (ともにMt.dogs)組。準決勝進出を決めた4組の中で、勢いが感じられたのは坂本/沢目組。その実力を認められながら、第2戦平塚大会 ガラナ・アンタルチカ杯、第4戦 名古屋大会で1回戦敗退を喫した坂本/沢目組は、予選プール戦の1試合目で、名古屋大会で敗れた長谷川/坂口組と対戦し2-0(21-18,21-16)で勝利。さらにプール戦でも2勝して準々決勝へ駒を進めた坂本/沢目組は、山田紗也香(産業能率大)/西堀健実(トヨタ自動車)組を相手に2-0(21-14,21-15)のストレートで勝ちを決め、ベスト4の切符を勝ち取った。  

 

テクニックのあるプレーを見せる坂本実優

 本来の力を発揮した沢目は、「自分たちなりに工夫して、調子が悪くならないように声をかけ合っている。特に点数を取られたときに雰囲気が暗くならないように意識していた」という。パートナーの坂本も、「相手チームどうこうではなく、敵は自分たち。最終日は自分たちに勝てるように頑張りたい」と、その意気込みを語った。

 

パワーと高さが持ち味の沢目繭

 

 

男子は髙橋/マルキ組が王者を破ってベスト4をもぎ取る

男子で準決勝進出を果たしたのは、髙橋巧(ANAあきんど) /マルキナシム(トヨタ自動車)組、土屋宝士(恵比寿丸)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組、庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部)/倉坂正人(三菱オートリース)組、清水啓輔(N&N corporation /中部土木)/黒川寛輝ディラン(SHINAGAWA CITY)組。   特筆すべきは、第4戦 名古屋大会で決勝に進出した髙橋/マルキ組が、ここまで無敗だった王者・石島/白鳥組を2-1(18-21,21-18,15-13)で破ったこと。予選プール戦ではあまり調子がよくなかった髙橋/マルキ組だが、石島/白鳥組との準々決勝ではサーブからのミスも減り、ブレイクの場面で連続得点を奪取。「白鳥さんのサーブで自分が狙われていたけれど、うまく流れをつかむことができてよかった」とマルキが語るように、ネット際で高さを見せつけるマルキのプレーが要所で決まった。

高さとパワーを兼ね備えたプレーをみせるマルキナシム

急成長中のマルキについて、パートナーの髙橋は、「要所をブロックで止めてくれるし、立ち位置なども自分で修正できるようになっている。ほんとうに頼もしい」と絶賛。   また、黒川(寛)はマイナビジャパンツアー初のベスト4進出。東京2020オリンピック以降、名古屋大会で準優勝したマルキがけん引する形で、若手の活躍が目立ち始めたようだ。  

ディフェンスでチームを支える髙橋巧

 

なお、最終日となる明日20日(月・祝)の試合は女子準決勝から、同会場で午前9時時よりスタートの予定。新たなチャンピオン出現の可能性に期待が高まる。