ベスト4進出チーム、決まる。「ジャパンツアーファイナル グランフロント大阪大会」第1日目。

ベスト4進出チーム、決まる。
「ジャパンツアーファイナル グランフロント大阪大会」第1日目。

「ジャパンビーチバレーボールツアー2018 ファイナル グランフロント大阪大会」第1日目が9月22日(土)、大阪府大阪市北区・グランフロント大阪内のうめきた広場と、都島区・毛馬桜之宮公園内大阪ふれあいの水辺の2会場で開催された。

初日は男女8チームによるA、Bのプール戦。上位2チームが明日23日(日)の準決勝に進む。女子のプールAは永田唯(スポーツクラブNAS)/熊田美愛((リソースフォレスト)組が3勝、鈴木千代(クロス・ヘッド)/村上礼華(松山東雲女子大学)組が2勝をあげた。


今年で5回目となるグランフロント大阪大会

「激戦のプールB」(溝江)は、石井美樹(湘南ベルマーレ)/村上めぐみ(オーイング)組が3勝、溝江明香(トヨタ自動車)/橋本涼加(トヨタ自動車)が2勝し勝ち残った。

シーズン開幕戦で準優勝に輝いたものの、シーズン後半戦につれ停滞していた溝江/橋本組が、最後の最後でベスト4入りを決めた。相手は「2人ともベテラン。決して同じようにはやってこない」(溝江)という西堀健実(トヨタ自動車)/草野歩(パソナ)組。序盤から主導権を渡すことなく、ストレート2-0(21-17,21-16)で決着をつけ、価値ある白星をあげた。


ベスト4入りを決めた橋本

8月上旬から9月中旬まで個別に活動していた溝江と橋本。溝江は「ジャパンツアー第8戦松山大会」で石井と組み、今シーズン初優勝を遂げた。橋本は単身でアメリカに渡り、「ずっと課題だった崩れない精神力と試合中に修正できるような集中力を身につけることがテーマだった。今日はそれを実行できた」。3試合目の石井/村上組戦では敗れたものの2勝1敗で勝ち越し、溝江/橋本組は安定したプレーを発揮した。

明日の準決勝の相手は「ジャパンツアー第9戦都城大会」準決勝で敗れた永田/熊田組。今大会、リベンジとなるか、注目したい。

男子のプールAは高橋巧(ANAセールス)/石島雄介(トヨタ自動車)組が3勝、畑辺純希(ウィンコーポレーション)/西村晃一(東京ヴェルディWINDS)組が2勝1敗、プールBは上場雄也(松戸レガロ)/永井雄太(松戸レガロ)組が3勝、清水啓輔(ひまわり福祉会)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組が2勝1敗で残った。


観覧席が埋まった桜ノ宮会場

プール戦A2位で準決勝に駒を進めた畑辺/西村組は、第8戦松山大会からペアを結成。3大会連続で準決勝進出を決めた。

2年ぶりのファイナルベスト4入りを決めた畑辺は「試合を経験するごとに試合中にミスをしてもお互い修正してフォローできるようになってきた。例えば、僕のセットの押しが足りなかったら西村さんが速めに踏み込んでアグレッシブにカバーして強打をすばやく打ってくれる。ディフェンスにおいても、アタッカーは後ろ(西村)を気にしている傾向があるのでブロックも止めやすい」とチームは上向き。準決勝の相手は上場/永井組。畑辺は3年ぶり、西村は初優勝を目指す。

明日23日(日)は、朝9時からグランフロント大阪うめきた広場特設コートで女子準決勝が行われる。