男子・黒川(魁)/福嶋組が初のベスト4進出マイナビジャパンツアー第2戦 大洗大会 2日目

男子・黒川(魁)/福嶋組が初のベスト4進出
マイナビジャパンツアー第2戦 大洗大会 2日目

国内最高峰ツアーの2戦目となる「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022」 第2戦大洗大会の大会2日目が、7月30日(土)に大洗サンビーチ(茨城県東茨城郡大洗町)で開催。前日、同会場で行われた勝ち上がりトーナメントを突破した男女各12チームがベスト4進出をかけ、猛暑の中、熱戦を繰り広げた。

男子でベスト4進出を決めたのは、石島雄介(トヨタ自動車)/黒川寛輝ディラン(しながわシティビーチバレーボールクラブ)組、白鳥勝浩(カブト)/永井雄太(松戸レガロ)組、庄司憲右(ハウスコム)/池田隼平(カブト)組、黒川魁/福嶋晃介(ともにNTTコムウェア)組の4組。

 

マイナビジャパンツアー初のベスト4進出を決めた黒川魁/福嶋晃介組

ベテラン、常勝組が順当に勝ち上がる中で、マイナビジャパンツアー初のベスト4進出を決めたのが黒川魁/福嶋晃介組。決勝トーナメント1回戦で梅野涼(フリー)/出口塁士(アスリートのチカラ)組に勝利した黒川魁/福嶋晃介組は、第1戦立川立飛大会で準優勝の長谷川徳海/倉坂正人(ともにフリー)組を相手に、準々決勝では組織的なディフェンスから黒川(魁)のショットや福嶋の強打で得点を重ね、僅差の末にストレートで勝利を収めた。

試合後、黒川は「初めてのベスト4なので素直に嬉しい。サーブとブロック、ディフェンスの部分がよかった」と振り返った。福嶋は「格上相手だったので、こちらがどんどん仕掛けていけばチャンスがあると思い、強気でプレーした。明日も格上の相手になるので、今日のような試合を展開していきたい」と語った。

 

一方、女子は、長谷川暁子(NTTコムウェア)/坂口由里香(大樹グループ)組、橋本涼加(トヨタ自動車)/村上礼華(ダイキアクシス)組、松本恋/松本穏(ともにフリー)組、坂本実優(キュービック・スポット)/沢目繭(ミライラボバイオサイエンス)組がベスト4進出を決めた。

 

第1戦立川立飛大会に続きベスト4進出を決めた松本恋/松本穏組

女子準々決勝で注目を集めたのは、松本恋/松本穏組と伊藤桜/野口彩陽(ともに産業能率大学)組の対戦。昨年のマイナビジャパンツアー2021第3戦沖縄大会の決勝と同じカードだ。

第1セット、松本恋/松本穏組がリズミカルな攻撃で得点をあげ、リードを広げてセットを先取。第2セットに入ると、序盤は伊藤/野口組がディフェンスからリズムをつくって得点を重ねリードを奪うが、終盤に松本恋/松本穏組が逆転し、そのまま勝利を収めた。

この試合を振り返って、松本恋は、「伊藤/野口ペアとは何度か対戦していて、苦手意識がある相手だった。それでも、ブロックのフェイクなどを多くして、相手がやりづらいことを意識してプレーできた点がよかったと思う」と話した。また、松本穏は「自分たちのストロングポイントであるサイドアウトで、ミスを多く出したのが反省点。サイドアウトがもっと安定していれば、ほかのプレーにもっと集中して取り組めるはず。明日は、そこを修正して安定感を出していきたい」と語った。

 

明日31日(日)は同会場で準決勝、3位決定戦、決勝が行われ、4年ぶりに大洗の地で男女優勝チームが決定する。