「代表決定戦」と「FIVB開催国枠ランキング」のかかわり。「東京2020オリンピック」出場条件について。

「代表決定戦」と「FIVB開催国枠ランキング」のかかわり。
「東京2020オリンピック」出場条件について。

地上波で生放送される「東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦」は、2020年5月23日(土)、24日(日)の2日間、男子大会をグランフロント大阪特設会場、女子大会をJR高輪ゲートウェイ駅前特設会場で開催される(大会詳細)。

先週11日(金)、日時、場所、代表決定戦への出場条件など概要を第1報としてお伝えしたが、代表決定戦後に大きくかかわってくる「FIVB開催国枠ランキングポイント」の関係性をこの度第2報として掲載する。

まず「東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦」の出場チームは、男女各最大6チーム。日本代表チーム決定戦30日前2020年4月23日時点でのチーム2人の選手の「FIVB開催国枠ランキングポイント」の和の上位6チームが出場できる。

大きなポイントとなるのは、大会出場チームが2020年4月23日時点での「FIVB開催国枠ランキングポイント」の「和」で決まるという点だ。そのため12位以内に位置していなくても、上位6チームに入れば出場可能となる(例:1位と13位の選手、2位と15位の選手の和)。

ただし、この時点では、FIVBが2020年6月28日時点で定めている2020年東京オリンピック予選の規定にかかわる「FIVB開催国枠ランキングポイント」は確定していない。

つまり、仮のケースとして「代表決定戦」で「FIVB開催国枠ランキングポイント」の1位の選手と13位の選手のチームが優勝したとする。

この時点で東京オリンピックの出場権利を得たとしても、FIVBが規定として設けている6月28日の時点で「FIVB開催国枠ランキングポイント」上位12位から、どちらかの選手が外れた場合、チームとして権利を失うことになる。

失効した場合は、同大会の結果最上位で資格のあるチームに権利が付与される。

よって出場権を得るためには、当初から定められている6月28日時点の「FIVB開催国枠ランキングポイント」上位12位以内に入ることが最低条件となる。

また、5月下旬の後に控えている上位15位以内が出場枠獲得となる「オリンピックランキング」(6月14日期限)において、「代表決定戦」で優勝したチームがオリンピックランキングで出場権を獲得した場合は、2位のチームが2枠目の出場内定チームとなる。

6月22~28日に開催が予定されている「コンチネンタルカップ」(アジア1位は出場枠獲得)において、2枠目の出場権を獲得した場合は、獲得した2チームで別途決定戦を行い、勝利したチームを2枠目の出場内定チームとなる。

「代表決定戦」と「FIVB開催国枠ランキングポイント」の出場条件の違いを認識しながら、今後出場を狙う選手たちがどのような戦いを見せるのか、注目だ。

写真/FIVB

東京2020代表決定戦 詳細