男子は海外チームが今季初参戦 女子・村上礼華は地元で勇姿を披露 マイナビジャパンツアー第6戦 松山大会

男子は海外チームが今季初参戦 女子・村上礼華は地元で勇姿を披露 マイナビジャパンツアー第6戦 松山大会

「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022」(以下、マイナビジャパンツアー)の第6戦 松山大会は10月1(土)〜2日(日)、風早長浜海岸(愛媛県松山市)で行われ男女各8チームによるシングルエリミネーショトーナメントで優勝が争われる。

今大会を盛り上げる注目チームを見ていこう。

村上の地元で勇姿を披露 女王も帰還し優勝争いの行方は?

今季の女子は、3大会連続優勝の長谷川暁子(NTTコムウェア)/坂口由里香(フリー)組を筆頭に、ここまで上位シードチームが順当に勝ち上がる展開が多かった。しかし9月に3大会が行われ、上位チームは試合数が多くなり疲労も大きい。番狂わせが起こる可能性も高くなる今大会、優勝争いの行方はどうなるだろうか。

まず注目したいのは、第4戦 名古屋大会と第5戦 都城大会 第23回ビーチバレー霧島酒造オープンで2大会連続優勝を飾った橋本涼加(トヨタ自動車)/村上礼華(ダイキアクシス)組だ。村上は松山東雲女子大を卒業し、現在は松山の企業であるダイキアクシスに所属している。兵庫県南あわじ市出身の村上にとって、第二の故郷ともいえる松山で行われる大会に「大学時代からお世話になっている方がたくさんいるので、成長した姿を見てもらいたい」と語った。ペアを組む橋本も「(村上)礼華がどんどん頼もしくなってきている」と話しており、ぜひ観戦に訪れて、伸び盛りの村上に声援を送ってもらいたい。

2大会連続優勝中の橋本/村上組

第4戦 名古屋大会と第5戦 都城大会 第23回ビーチバレー霧島酒造オープンは、海外の大会に出場のためエントリーしていなかった長谷川/坂口組が松山大会に出場。タイで開催されたAVC Samila Open準優勝という結果を手に帰国したチームは、今季出場したマイナビジャパンツアーすべての大会で優勝を果たしているだけに、今大会も優勝候補であることにちがいはない。また昨年大会の優勝者でもあり、二連覇に期待がかかる。出場を決めているファイナルグランフロント大阪大会に向けても弾みをつけたいところだ。

AVC Samila Openで準優勝を飾った長谷川/坂口組(写真:AVC)

そして第5戦 都城大会 第23回ビーチバレー霧島酒造オープンで3位に入賞した松本恋/松本穏(ともにフリー)組は今大会どのような活躍を見せるか。3位決定戦後に、「課題解決のため取り組んでいることに、こだわりすぎて負けることがあった。しかし勝ちを優先し、こだわっている部分を変えることで3位になれた」と妹の松本(穏)が話すと、「(穏が)変えようと言ったときには、それが一番いい形だと思う。信じてプレーすれば勝てるので、こだわりをいったん手放すことに抵抗はなかった」と姉の松本(恋)。強い信頼関係を感じさせるチームの戦いに注目だ。

コンビバレーと相手の意表をつくプレーが持ち味の松本恋/松本穏組

海外チームも参戦し優勝争いは混沌

続いて、男子の注目チームを紹介していこう。ここまでの5大会で4チームが優勝と絶対王者がいない今季は、いまだ混戦が続いている。上位シードチーム以外が勝ち上がることもあり、上位を食うチームが出現すると会場も盛り上がる。松山大会も初戦から目が離せない。

まずは都城大会 霧島酒造オープンで今季初優勝を飾った石島雄介(トヨタ自動車)/黒川寛輝ディラン(しながわシティビーチバレーボールクラブ)組。庄司憲右(ハウスコム)/池田隼平(カブト)組との決勝は、フルセットの激闘になったが、石島のブロックで流れを作り、黒川も高いボルテージをキープして戦い抜いた。試合後に石島が「応援が純粋に力になった」と語ったように、会場の応援を力に変えて優勝を手にしたチームのプレーは、松山でも大いに観客を沸かせるだろう。

今季初優勝を飾った石島/黒川組

関寛之/詫間悠(ともにMAGS)組は今季コンスタントにマイナビジャパンツアーに出場しており、最高成績は地元名古屋大会の4位。勝負どころで飛び出すブロック、砂にまみれながらボールを追う姿、得点後のパフォーマンスなど、見るものを楽しませつつ勝負する彼らのスタイルは、ビーチバレーボールらしいオープンマインドな雰囲気を感じさせる。上位シードへ挑戦する姿は必見だ。

今季コンスタントに出場している関/詫間組(写真は関)

また今大会はオーストラリアのZachery Schubert/Thomas Hodges組がワイルドカードで出場する。26歳、198cmのSchubertと28歳、197cmのHodgesの高身長コンビは、今季ビーチプロツアーFutures チェルヴィア大会(イタリア)で準優勝、リュブリャナ大会(スロベニア)で3位入賞を果たしている。また直近ではAVC Samila Openで見事優勝を飾った。身長においては石島が198cmで並ぶものの、ペアでこれだけ高いチームとなると国内では見られない。世界の高さと、それに対抗する日本人選手たちのプレーをぜひ見てもらいたい。

AVC Samila Openで優勝したSchubert/Hodges組(写真:AVC)

 

[マッチスケジュール]

マイナビジャパンツアー第6戦 松山大会(9月27日更新分)

[観戦]

有観客にて実施予定

*会場へお越しの際は公共交通機関をご利用いただき、会場周辺の混雑緩和にご協力ください

*有料観戦エリアと無料観戦エリアを設置予定

[チケット]

イープラスで発売中

https://eplus.jp/sf/detail/0188090002-P0030125

全席自由 2,000円

[放送]

愛媛朝日テレビにて生中継

10月1日(土)13:30~14:30

10月2日(日)13:55~14:55

(ともに時間は予定)

[ライブ配信]

【YouTube】

https://www.youtube.com/c/ChannelJVA(Channel JVA)

【Twitter】

https://twitter.com/jva_beachvolley(JVA Beach Volleyball公式)