終盤戦のデッドヒートが展開される松山大会。 注目の「マイナビワールドチャレンジ賞」争い。

終盤戦のデッドヒートが展開される松山大会。 注目の「マイナビワールドチャレンジ賞」争い。

5月初旬から幕を開けた「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022」もいよいよ残すところ2大会、ついに「第6戦松山大会」から終盤戦を迎える。9月23日(金・祝)から25日(日)の3日間に行われた「第5戦 都城大会 第23回ビーチバレー霧島酒造オープン」でも「マイナビワールドチャレンジ賞(年間)」を争うデッドヒートが展開された。

 

 女子では名古屋大会に続き、都城大会でも橋本涼加(トヨタ自動車)/村上礼華(ダイキアクシス)組が優勝。今大会も1200ポイントを獲得し合計5120ポイントとなり、2位以下を大きく引き離した。
 第6戦松山大会では、2大会連続で海外遠征のため欠場していた長谷川暁子(NTTコムウェア)/坂口由里香(フリー)組が参戦。「前半期」に続き「年間」のマイナビワールドチャレンジ賞を狙う長谷川/坂口組に、今シーズン一度も勝利していない橋本/村上組は当然のごとく、長谷川/坂口組を警戒している。

 


▲トップをキープしている橋本/村上組

 

村上は「名古屋、都城大会では今シーズン一度も勝てていない長谷川/坂口組が出ていなかったけれど、次の大会からは出場してくる。それに対してどう勝っていくかを考えつつ、今回自分の中でよかった部分は変えずに年間チャンピオンを狙いにいきたい」と気合いを込めた。松山大会では、2連勝中の橋本/村上組がトップランカーの座を守れるか、注目である。 
 

▲2連勝を果たした橋本/村上組(中央)

 

 し烈な年間チャンピオン争いが展開されている男子は、第3戦平塚大会、第4戦名古屋大会で優勝した長谷川徳海/倉坂正人(ともにフリー)組が都城大会では海外遠征のため欠場。都城大会において決勝まで勝ち残ったのは、「前半期」のマイナビワールドチャレンジ賞を王手にかけていた庄司憲右(ハウスコム)/池田隼平(カブト)組と、3大会連続決勝進出を果たしながらあと一歩のところで敗れていた石島雄介(トヨタ自動車)/黒川寛輝ディラン(しながわシティビーチバレーボールクラブ)組。両者一歩も譲らない激闘を繰り広げたが、石島/黒川組が今シーズン初優勝を掴んだ結果となった。

 これにより石島/黒川組は4606ポイントとなり、終盤にきてトップに躍り出る展開に。続いて2位には庄司/池田組が4320ポイントを獲得し久しぶりに上位へ浮上した。

▲気合いの入ったプレーで優勝を掴んだ石島

 

3960ポイントで3位につけている長谷川/倉坂組は、松山大会から参戦復帰。マイナビジャパンツアー終了後、11月にアジアツアー2大会を控えているという。倉坂は「我々はペアを結成したときから海外で勝つことを目標にしてきた。マイナビワールドチャレンジ賞というすごい賞をいただき、それを有効に使いたい。そして海外で結果を出して皆さんにいい報告をしたい」と世界に目を向け、今後のビジョンを語っていた。

獲得すれば100万円が授与されるマイナビワールドチャレンジ賞。次なる松山大会では、3勝目を狙う長谷川/倉坂組と調子を上げてきた石島/黒川組、庄司/池田組の三つ巴の見逃せない戦いが展開される。

▲現在2位の庄司/池田組

[マイナビポイント]

優勝 1200pt/2位 960pt/3位 800pt/4位 686pt/5位 600pt/9位 400pt

マイナビポイント(9/25都城大会終了時点)

1位:1200ポイント加算

2位:960ポイント加算

3位:800ポイント加算

4位:686ポイント加算
5位:600ポイント加算

9位:400ポイント加算