第4戦名古屋大会で前半期の「マイナビワールドチャレンジ賞」が決定。

第4戦名古屋大会で前半期の「マイナビワールドチャレンジ賞」が決定。

2019年からツアーの冠スポンサーとして株式会社マイナビが特別協賛する「マイナビ ジャパンビーチバレーボールツアー2021」。本ツアーでは、ビーチバレーに取り組む選手たちの練習環境などを少しでも改善し、国際大会で活躍する選手を多く輩出するために、株式会社マイナビより、「マイナビワールドチャレンジ賞」という特別賞が授与される。
世界で戦える選手の輩出、国内ツアーのレベルアップと競技の活性化を目的として、「前半期」、「年間」の2つのステージに分け、男女各上位2チームを表彰。「前半期」は、第4戦名古屋大会の結果をもって決定する。
 
8月28日(土)、29日(日)に開催された「第2戦平塚大会 ガラナ・アンタルチカ杯」は、「前半期」の行方を握る注目の大会となった。
特に女子は、2024年パリオリンピックへ向けてスタートを切った新ペアが続々と登場。第1戦を終え、暫定1位だった長谷川暁子(NTTコムウェア)/二見梓(東レエンジニアリング)ペアが解散。代わりに暫定1位、トップに立ったのは、その長谷川と新パートナーの坂口由里香のペアだ。
 

暫定1位の長谷川/坂口ペア
 
その長谷川/坂口ペアが1600ポイント獲得。2位タイには第1戦、第2戦に出場し1068ポイント獲得した坂本実優(キュービック・スポット/KLB)/沢目繭(ミライラボバイオサイエンス/湘南ベルマーレ/KLB)ペアがつけている。その2ポイント差で、今大会準優勝した溝江明香(トヨタ自動車)/藤井桜子(フリー)ペアが追いかける形だ。
 
第4戦名古屋大会では、この上位3チームと現在800ポイントで4位につけている橋本涼加(トヨタ自動車)/村上礼華(ダイキアクシス)ペア、5位の石坪聖野(アットホーム)/柴麻美(帝国データバンク)ペアの合計5チームで、「マイナビワールドチャレンジ賞」を争う。最後の最後まで目が離せない展開となっている。
 

第2戦平塚大会準優勝の溝江/藤井ペア
 
5チームとも第4戦名古屋大会の成績によっては、受賞の可能性がある混戦模様。現在1位の坂口(由)は、「第2戦平塚大会は自身、初めての優勝でした。マイナビワールドチャレンジ賞も初めての受賞を狙っていきたいです」とライバルたちを引き離し、好調を維持していきたいところ。
またその一方で、「私たちは日本一の練習量をこなしている自信があります。今年も絶対に獲りにいってステップアップしたい」と話すのは坂本。第1戦、第2戦では惜しくも敗れた雪辱を果たすため、一発逆転を狙いにいく。
 
男子は、第1戦、第2戦で優勝した石島雄介(トヨタ自動車)/白鳥勝浩(トヨタ自動車)ペアが3200ポイントを獲得。仮に第4戦名古屋大会で1回戦敗退に終わっても534ポイント獲得できる。2位以下のチームが優勝しても石島/白鳥ペアに届かないため、この時点で「マイナビワールドチャレンジ賞」1位がすでに確定した。
 

第1戦、第2戦で優勝した石島/白鳥ペア
 
ここで注目したいのは2位争いだ。2位の倉坂正人(三菱オートリース)/庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部/湘南ベルマーレ)ペア、3位の清水啓輔(N&N corporation / 中部土木)/村上斉(ADI.G)ペア、4位の佐藤亮太(テクノスジャパン/雄大グループ)/平良伸晃(D-FORUM)ペア、5位の土屋宝士(恵比寿丸)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)ペア、6位の髙橋巧(ANAあきんど)/マルキナシム(トヨタ自動車)ペアの5チームに受賞の可能性がある。
 
仮にポイントが並んだ場合は、1つ目に出場回数が多いチーム、2つ目に優勝回数が多いチーム、3つ目に授与の大会(今回の前半期では名古屋大会)の順位、4つ目に授与の大会(今回の前半期では名古屋大会)の得点率(得点÷失点)を優先し、順位を決定する。
 

第2戦平塚大会準優勝の土屋/長谷川ペア
 
第2戦平塚大会で準優勝だった土屋/長谷川ペアが上位につけるのか、それとも若手を擁するチームが下剋上を果たすのか。また「東京2020代表チーム決定戦」で地力を見せたチームが力を誇示するのか。
 
第4戦名古屋大会でチャンスをつかむのは、どのチームとなるのだろうか。「マイナビワールドチャレンジ賞」受賞を目指し、火花を散らす熱い戦いに注目したい。
 
マイナビポイント(8/29平塚大会終了時点。名古屋大会出場選手のみ)
1位:1600ポイント加算
2位:1066ポイント加算
3位:800ポイント加算
5位:534ポイント加算