庄司/倉坂組、日本チームとして初の金メダルを獲得。「FIVBワールドツアー 1-starルバビュ大会」。

庄司/倉坂組、日本チームとして初の金メダルを獲得。
「FIVBワールドツアー 1-starルバビュ大会」。

「FIVBビーチバレーボールワールドツアー 1-starルバビュ大会」が8月21日(水)から24日(土)、ルワンダ、ルバビュで開催され、日本から男子5チームが出場。そのうち、倉坂正人(三菱オートリース)/庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部)組、清水啓輔(ひまわり福祉会)/村上斉(ADI.G)組が最終日へ駒を進めた。

倉坂/庄司組は準決勝でイングランドに勝利し、決勝でデンマークのHoumann/Stormly組と対戦した。大型のHoumannは初の1-star参戦で決勝まで進んでくる試合巧者だったが、倉坂/庄司組はフルセット2-1(12-21,21-17,17-15)の接戦を制した。
チームとして1-star大会で初の金メダルを獲得となり、日本男子チームとしても2019シーズンで初めての金メダルとなった。

東アフリカに位置するルワンダは内陸部にある国。今大会はキブ湖のほとりにあるビーチで開催された。ルワンダでワールドツアーが開催されたのは、FIVBワールドツアー史上初めてとなった。
倉坂はこの大会の印象を「ルワンダの方々がとても温かく、勝ち進むに連れて私たちの名前を呼びながら応援をしてくれました。これが結果につながった思いますし、スポーツの意義・役割を強く実感できた大会となりました」と振り返った。

■選手コメント
倉坂正人
「ワールドツアーの表彰台に上ることは、今年の目標の一つに掲げていたのでとても達成感があります。本大会が行われたルワンダは、まだビーチバレーボールが盛んではないとのことでしたが、現地の方々の熱量は凄まじく、大会の盛り上がり方は他のワールドツアーに引けを取らなかったように感じます。強烈なアウェイゲームもあり苦しい展開の試合が多かったですが、チームとしてのコンセプトを明確にし、常に戦術を考えながら戦えたことが今回の勝因だと思います」

庄司憲右
「ルワンダは初めて訪れる土地で不安はありましたが、とても過ごしやすいロケーションだったので試合に集中して臨めました。しかし7月から毎週試合(啓東、沖縄、エドモントン、東京、リュブリャナ、ブダペスト、クノックヘイスト)で身体的には決して万全ではありませんでした。勝因としては万全の状態ではない中で試合を重ね、割り切って作戦を立てて臨めたことです。特に決勝戦では、ブロック&ディフェンスのよい相手だったのでサーブを攻め続ける作戦を立てそれを最後の最後まで遂行できたのが勝因になったと思います」

結果詳細
写真/FIVB