マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2020立川立飛大会最終日レポート

マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2020立川立飛大会最終日レポート

マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2020立川立飛大会の最終日、男子は高橋/長谷川組、女子は石井/村上組が優勝を飾る

10月31日に続きTACHIHI BEACH(タチヒビーチ/東京都立川市)で開催されたマイナビジャパンビーチバレーボールツアー2020立川立飛大会。大会2日目は合計6試合(女子準決勝2試合、女子決勝、男子準決勝2試合、男子決勝)が行われた。会場では「スポーツライバー」として配信を担当する浅尾美和さんと狩野舞子さんの2人が、大会の舞台裏を独自の視点で配信するなど盛り上がる中、今年度最初で最後の国内トップツアー大会の優勝チームが決まった。

 

女子決勝は、大会初日から安定したオフェンスを見せる石井/村上組と、準決勝で西堀/溝江組を若さとパワーで破った鈴木/坂口組の対決となった。

第1セットは試合開始とともに、石井/村上組のスパイク、サーブが決まり、徐々に得点差を広げてそのままフィニッシュ。第2セット、鈴木/坂口組は持ち前のスピードで対抗し、接戦から始まったが、石井/村上組が左右に揺さぶるサーブ、緩急の使い分けで点差が開き、石井/村上組が大差でこの試合を制した。

試合後、石井選手は「大会を開催していただき、みなさまが応援してくださったからこそ、私たちがプレーできました。本当に感謝しています。これからはそれに応えるような恩返しができるよう頑張っていきたい」と語った。

「自粛期間中に取り組んできたことを試合でどのように発揮できるか、それをこの先どうやってつなげていくか、ということを意識した試合でした。これからはより良いチームになるように、日本代表決定戦までに、もっと練習で積み上げていきたいです」と村上選手は決意を新たにした。

男子決勝は、圧倒的な強さで勝ち上がった石島/白鳥組とコンビネーションの良さが光る高橋/長谷川組の組み合わせ。

第1セットはスタートから接戦になったが、最終的に高橋/長谷川組が気力で競り勝った。第2セットも完全に流れは高橋/長谷川組に。長谷川のパワフルなプレーと高橋のテクニックが見事にフィットして大差で石島/白鳥組に勝利した。

高橋選手は「普段練習してることを試合で活かす精度がまだまだ低い。より鍛錬していかなければと思います。そして世界で勝つために、もっと自分の足りない部分を突き詰めていきたいです。課題を再認識した大会でした」と気を引き締めた。

長谷川選手は「自粛期間はやれることを全力でやってきました。優勝は自分たちの練習の成果。今後もよりよい結果が出せるよう、日々頑張っていきたいです」と語った。

コロナ禍で行われた久々の大会となり、出場選手全員、様々な思いで臨んだ今大会は大きな意味を持っただろう。来年の日本代表決定に向けて、また新たな一歩を踏み出した。

 

(11月1日試合結果)

第1試合 女子準決勝 ①

〇石井美樹(荒井商事株式会社/湘南ベルマーレ)/村上めぐみ(株式会社オーイング)組

2(20-22、21-14、15-7)1

●鈴木悠佳子(荒井商事株式会社/湘南ベルマーレ)/藤井桜子(株式会社市進ホールディングス)組

 

第2試合 女子準決勝 ②

●西堀健実(トヨタ自動車バレーボール部)/溝江明日香(トヨタ自動車バレーボール部)組

1(12-21、21ー19、9-15)2

〇鈴木千代(クロス・ヘッド株式会社)/坂口由里香(大樹グループ)組

 

第3試合 男子準決勝 ①

〇石島雄介(トヨタ自動車バレーボール部)/白鳥勝浩(トヨタ自動車バレーボール部)組

2(21-12、21-15)0

●西村晃一(東京ヴェルディWINDS)/柴田大助(東京ヴェルディWINDS)組

 

第4試合  男子準決勝 ②

●土屋宝士(フリー)/池田隼平(株式会社カブト)組

0(17-21、12-21)2

〇高橋巧(ANAセールス株式会社)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組

 

第5試合 女子決勝

〇優勝:石井美樹(荒井商事株式会社/湘南ベルマーレ)/村上めぐみ(株式会社オーイング)組

2(21-16、21ー17)0

●鈴木千代(クロス・ヘッド株式会社)/坂口由里香(大樹グループ)組

 

第6試合 男子決勝

●石島雄介(トヨタ自動車バレーボール部)/白鳥勝浩(トヨタ自動車バレーボール部)組

0(20-22、15ー21)2

〇優勝:高橋巧(ANAセールス株式会社)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組