坂口/村上組が今シーズン初の表彰台。「FIVBワールドツアー 1-starランカウイ大会」。

坂口/村上組が今シーズン初の表彰台。
「FIVBワールドツアー 1-starランカウイ大会」。

「FIVBビーチバレーボールワールドツアー 1-starランカウイ大会」が3月12日(水)から15日(日)、マレーシア・ランカウイ島で開催された。日本から男子1チーム、女子5チームが出場。鈴木千代(クロス・ヘッド)/坂口由里香(大樹グループ)組と坂口佳穂(マイナビ/KBSC)/村上礼華(ダイキアクシス)組が最終日へ進出した。

準決勝では、前回大会で優勝した鈴木/坂口組はオーストリア、2019年1-star大会で金メダル1個、銀メダル2個を獲得してきた坂口/村上組はチャイニーズタイペイにそれぞれ敗退。3位決定戦で日本対決が行われる予定だったが、鈴木/坂口組が熱中症のため、棄権。坂口/村上組が不戦勝となり、今シーズン初の表彰台に上がった。

2019年12月から海外を拠点に合宿を行い、ブラジル人コーチのもとで強化を行ってきた坂口/村上組。坂口は新たな環境について、「コーチは基礎を忠実に練習メニューも同じことを徹底的に繰り返すのをコンセプトにしている。声かけもポジティブで常に学び続ける、考えることが大切だということを言葉にして伝えてくれる」と述べた。

村上は「不戦勝が2回もあり、運だけは持っていると思った(笑)。でも、試合では調子の波があり、なかなか安定しなかったことが課題だった」と反省を口にした。

今大会期間中15日朝にFIVBは、3月17日からオーストラリアのゴールドコーストで開催予定だったワールドツアー3-star大会、3月25日からメキシコのカンクンで開催予定だったワールドツアー4-star大会を新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、開催延期を発表した。

すでにオーストラリア入りしていた選手たち、マレーシアからオーストラリアに向かう予定だった選手たちは、急きょ日本へ帰国する方向だ。

結果詳細

写真/FIVB