石井/村上組、銅メダル獲得。「アジア選手権2020」

石井/村上組、銅メダル獲得。
「アジア選手権2020」

2020東京オリンピックの予選に該当する「AVCアジアビーチバレーボール選手権2020」が2月13日(木)から16日(日)、タイのウドンターニーで開催された。
日本からは男子の髙橋巧(ANAセールス)/ 長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組、石島雄介(トヨタ自動車)/ 白鳥勝浩(トヨタ自動車)組、越川優(横浜メディカルグループ)/ 池田隼平(カブト)組、女子の石井美樹(荒井商事/湘南ベルマーレ)/村上めぐみ(オーイング)組、西堀健実(トヨタ自動車)/ 溝江明香(トヨタ自動車)組、長谷川暁子(NTTコムウェア)/ 二見梓(東レエンジニアリング)組、各3チームが出場した。

男子は髙橋/長谷川組の5位タイが最高順位。女子は石井/村上組と西堀/溝江組が準決勝へ進出を決め、両チームともに中国に敗れて最終日の3位決定戦へまわった。

銅メダルをかけ日本チーム対決となったが、西堀/溝江組が前日に負傷したケガの影響により棄権。村上/石井組が3位となった。

女子優勝は、準決勝で石井/村上組をストレートで下した中国のWang/X. Y. Xia組、男子はオーストラリアMchugh/Schumann 組が決勝戦で中国のWu Jiaxin/Ha Likejiang組を破り、優勝した。

入賞チームコメント
村上めぐみ
「あまり状態のよくない中で大会に入り、チームの形も定まっていないような状況でしたが、しっかり目標を定めてやり続けた結果、よい方向になったものもありますし、これを続けていければというものも見つけられました。この後しばらく試合は空きますが、信念をもって取り組んでいきたいと思っています」

石井美樹
「自分たちのよいところをなかなか出すことができなかった大会でしたが、その中で持っているものを合わせて戦うことができたので、よいところも悪いところもいろいろ見つかった大会でした。明日一度日本へ帰って今週から約1ヵ月アメリカ合宿へ行ってきます」

監督コメント
川合庶女子監督
「厳しい戦いが予想された中でメダルを獲得できたのはよかった。ただし、準決勝で2チームともに中国に敗れたのは、6月にコンチネンタルカップを控えている中で大きな課題。中国の第3チームは初めて大きな大会に出てきて力をつけてきたチーム。そのチームに勝たないと五輪枠がとれないので今回の結果を検証して、コンチネンタルカップに備えたい」

小田勝美男子監督
「ベスト4に入ったオーストラリア、カザフスタンに勝つには、日本はディフェンスとサーブに力を入れる必要があると実感した大会だった。この経験をコンチネンタルカップ、オリンピックにつなげていきたい。それと同時に従来の課題である有望選手、育成、強化を行っていく。ここに力を入れていなければ、今後日本は厳しい状況が続くので継続して行っていきたい」

詳細結果