20周年を迎える「霧島酒造オープン」。「マイナビジャパンツアー第6戦都城大会」展望。

20周年を迎える「霧島酒造オープン」。
「マイナビジャパンツアー第6戦都城大会」展望。

ついに「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2019」も佳境を迎える。「第6戦都城大会 ビーチバレー霧島酒造オープン」は、宮崎と鹿児島に挟まれている山間の都城盆地にある霧島ファクトリーガーデンで開催される。

大会を振り返ってみると、今では当たり前になっている都市型のビーチバレーボール大会を2000年、山間ビーチにおいて日本で初めて開催した。

それから20年。今年でマイナビジャパンツアーの前身であるジャパンサーキット時代から数えると、最も古く継続されている大会が「霧島酒造オープン」である。今年は20周年の記念大会。霧島酒造の盛大なおもてなしを求め、トッププレーヤーが都城に集結する。


前回の松山大会を制した西村

男子の注目は、ツアー3勝を果たしている石島雄介(トヨタ自動車)/白鳥勝浩(トヨタ自動車)組が本命か。その対抗馬となるのは、第2戦以来の出場となる第1シードの高橋巧(ANAセールス)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組、第5戦松山大会で初優勝した西村晃一(東京ヴェルデWINDS)/柴田大助(東京ヴェルデWINDS)組か。

また、8月の間、ローカテゴリーのワールドツアーに転戦してきた池田隼平(カブト)/越川優(横浜メディカルグループ)組、ルバビュ大会(ルワンダ)で今季の日本男子に初優勝をもたらした庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部)/倉坂正人(三菱オートリース)組らも海外経験を活かすことができるか、期待したい。


ジャパンツアー初参戦となる鈴木/坂口組

女子は「オリンピック・クオリフィケーショントーナメント」に出場した石井美樹(荒井商事/湘南ベルマーレ)/村上めぐみ(オーイング)組は不在だが、シーズン前半戦、ワールドツアーを主戦場としていたトップチームが勢ぞろい。西堀健実(トヨタ自動車)/草野歩(パソナ)組、溝江明香(トヨタ自動車)/橋本涼加(トヨタ自動車)組、鈴木千代(クロス・ヘッド)/坂口由里香(オーイング)組が、今シーズンマイナビジャパンツアー初参戦となる。

そこに今年のビーチバレージャパンレディースで優勝、開幕戦以来の出場となる長谷川暁子(NTTコムウエア)/二見梓(東レエンジニアリング)組、前半戦で2勝している坂口佳穂(マイナビ/KBSC)/村上礼華(ダイキアクシス)組が絡んでくる勢力図となるか。ハイレベルな戦いが予想される。


今季の前半戦で2勝している坂口は、地元で初のベスト4進出なるか

大会概要