石坪/柴組が金メダル。日本勢が表彰台に上がった「FIVBワールドツアー1-star ボラカイオープン」。

石坪/柴組が金メダル。日本勢が表彰台に上がった
「FIVBワールドツアー1-star ボラカイオープン」。

「FIVBビーチバレーボールワールドツアー 1-star ボラカイオープン」が5月23日(木)から5月26日(日)、フィリピンのボラカイ島で開催された。マニラから飛行機で1時間、さらにそこからボートに乗って向かうボラカイ島。世界でもベストビーチとして名高いホワイトビーチが戦いの舞台。日本からは男子4チーム、女子3チームが出場した。

大会初日は、上場雄也(松戸レガロ)/平良伸晃(松戸レガロ)組、田中姿子/松村美由紀組が予選を突破。24日から行われた本選には、地元フィリピンのチームやアジア諸国のチームが多く見られる中、日本勢は順当に勝ち上がっていく。

26日最終日に進出したのは、池田隼平(カブト)/白鳥勝浩(トヨタ自動車)組、上場/平良組、石坪聖野(アットホーム)/柴麻美(帝国データバンク)組、藤井桜子(市進ホールディングス)/熊田美愛組の4チーム。

男子は、上場/平良組がオーストリアに勝利し決勝進出を果たした。「1-starのレベルは昨年に比べて落ちているので、当たり前のことを当たり前にやるというだけで十分勝てる力はあった。この先時間があるわけでもないので、優勝は最低限の結果だった」(上場)という意気込みはあったが、決勝戦はタイにフルセットの末敗れ、準優勝に終わった。

一方、3位決定戦にまわった池田/白鳥組はオーストリアに勝利し、銅メダルを獲得した。


金メダルを獲得した石坪/柴組  写真/FIVB

女子決勝は日本チーム同士の対決となった。ともにワールドツアーを転戦しているチーム。今シーズンの対戦は3度目となったが、「私たちの方がチームとしては若く、簡単なボールでのミスやミスコミュニケーションがあった。大事なところで点数が取りきれなかった。それで相手にやりやすいバレーをやらせてしまった」と藤井。終始、石坪/柴組が円熟味を増したコンビネーションで主導権を握ると、2-0で決着をつけた。

石坪/柴組は、2018年1-starマガナット大会以来の金メダルを獲得。それ以降、1-starでもなかなか結果を残せていなかったが、およそ1年ぶりに1-starの表彰台のてっぺんに上がった。

石坪/柴組のコメントは以下の通り。

柴麻美
「結果を出すのは、そんなに簡単ではないことはわかっていたのでここは我慢だと思っていた。私たちらしいバレーを積み重ねたものがこの結果につながったと思う。ワールドツアーでの戦い方が身に付いてきたと思っている。これから2-starにも出るのでそこで結果を残して2、3-starでメインドローへ上がれるように頑張っていきたい」

石坪聖野
「1-starのレベルは大会によってまちまち。ヨーロッパの1-starはもっとレベルは高いと思う。ボラカイは試合をするところではないみたいに綺麗だった。こういったところでやるのもビーチっぽくてよいと思う」

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