石島/上場組、長谷川/高橋組、新ペアで発進。日本代表の新たな強化体制。

石島/上場組、長谷川/高橋組、新ペアで発進。
日本代表の新たな強化体制。

日本バレーボール協会は10月下旬、ビーチバレーボール事業本部が男子の強化体制を新たに決め、方向性を示した。2018年5月からテクニカルディレクターとして契約したマリア イザベル バホーゾ サルガド氏、仲矢靖央監督をコーチに変更し、また選手が選択すれば外部コーチの指導を認める。男子の統括責任者として強化委員長代理の小田勝美氏が兼任することを決定した。

男子代表チームの中で大まかに3つのコーチング体制を設け、選手たち自らペアリングを決め、コーチを選択することになった。その体制が組まれた中で、大きな動きが見られた。2018年、強化指定選手として活動してきた高橋巧(ANAセールス)/石島雄介(トヨタ自動車)組、アジア競技大会に出場した清水啓輔(ひまわり福祉会)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組はペアを解消。石島は上場雄也(松戸レガロ)と新ペアを決め、高橋と長谷川が2年ぶりにペアを結成することになった。
石島/上場組はサルガド氏、高橋/長谷川組は仲矢氏をチームコーチとし、それぞれの下で強化を図っていく。

現在のワールドツアーランキングでは石島/高橋組が74位、アジアでもメダル獲得が遠ざかり、大きく出遅れた男子日本代表。直近のスケジュールは年内に強化合宿を経て、年明けのワールドツアー参戦、コンチネンタルカップ第1フェーズ(開催日未定)の突破となる。第1フェーズは東アジア地区の中国、韓国、モンゴル、チャイニーズタイペイ、香港の出場が予定されている。