昨季女王の西堀/草野組に挑むチームたち。「第29回全日本ビーチバレー女子選手権」展望

昨季女王の西堀/草野組に挑むチームたち。
「第29回全日本ビーチバレー女子選手権」展望

今年で29回目を迎える「全日本ビーチバレー女子選手権大会(ビーチバレージャパンレディース)」が8月16日(木)~8月19日(日)の4日間、大阪府泉南郡岬町淡輪・せんなん里海公園潮騒ビバレーで開催される。

都道府県予選を勝ち抜いてきた47チーム、推薦チーム8チーム(JVA推薦、実行委員会推薦、大学・高校代表)、開催地枠1チーム、合計56チームが出場するビッグ大会。今大会はアジア競技大会に出場する日本代表組(石井美樹/村上めぐみ組、二見梓/長谷川暁子組)は不在となるが、昨季の女王であり今大会シード1の西堀健実/草野歩組を始め、個性あふれるチームが顔をそろえる。


女王に挑む若手、鈴木/村上組

見どころは、ワールドツアー東京大会で5位だった永田唯/熊田美愛組、ジャパンツアー第6戦大洗大会で優勝した鈴木千代/村上礼華組、同大会第2戦で優勝した鈴木悠佳子/坂口佳穂組ら、今シーズンの『顔』として国内外を転戦ししのぎを削ってきたチームが、今シーズンすでに2勝(ジャパンツアー第5戦行橋大会、ビーチバレージャパン)している女王、西堀/草野組の壁をどう打ち破るかだろう。

その筆頭となるのは、ワールドツアーシンガポール大会という大舞台の決勝で一度、勝利経験のある鈴木/村上組だ。「あの試合は、村上の能力が爆発した」と鈴木が振り返るように、今大会でもそのプレーが再来すれば、十分に勝機はある。


海外を転戦してきた永田/熊田組

鈴木/村上組同様、虎視眈々と初優勝を狙うのは永田/熊田組。今シーズンはワールドツアーを中心に活動し、力をつけてきたチームである。「東京オリンピックを目指す以上、海外のチームとの試合経験を積むことを重視している」という永田。会場の環境、試合数などワールドツアー同様、タフさ求められるこの大会で、武者修行の成果をできるか注目したい。


巻き返しを図りたい鈴木/坂口組

シーズン前半戦に際立っていた鈴木/坂口組は、ここ最近の成績は停滞中。この大会をきっかけにシーズン終盤に向けて巻き返しを図りたいところ。大会最終日翌日に37歳を迎えるベテランの西堀と経験豊富な草野の2連覇なるのか、それとも食い止めるチームは現れるのか。


今年8月に37歳を迎えるベテラン・西堀

真夏の女王決定戦は、8月16日から開幕。初日16日(木)には、イオンモールりんくう泉南・セントラルコートにて、ビーチバレージャパンレディース2018の応援イベントを開催。鈴木悠佳子/坂口佳穂組が登壇し、トークショーや記念撮影会が行われる。

大会概要・日程・イベント詳細
ジャパンレディース大会公式サイト