上場/白鳥組、畑辺/土屋組、本戦へ。「FIVBワールドツアー東京大会」予選。

上場/白鳥組、畑辺/土屋組、本戦へ。
「FIVBワールドツアー東京大会」予選。

世界29ヵ国が参加し、年間で男子44大会、女子43大会開催されている「FIVBワールドツアー」が日本にやってきた。「FIVBワールドツアー東京大会」が7月25日(水)、THE ODAIBA内(東京都江東区青海臨時駐車場P区画)で開幕した。初日となった本日は、1度勝てば本戦に進出できる予選を行い、男子7試合、女子1試合が開催された。

2020年7月に開催される東京オリンピックビーチバレーボール競技の会場となる潮風公園にほど近い青海臨時駐車場に巨大なビーチパークが出現した。練習コートを含めると全6コート分、1600トン以上。マレーシアのトレンガヌ地方の川砂を運び込んだ。


日本初の国際大会ナイターとなったワールドツアー東京大会

さらに今大会は、日本の国際大会で初のナイター開催となった。17時からメインコートの照明がつき、平日にもかかわらずおよそ500人が来場。「ホームの応援がチカラになった」と予選に出場した選手たちが口々に言うように、会社帰りにふらりと立ち寄るサラリーマンの姿が多く見られ、声援を送った。

男子において勝利し本戦へ駒を進めたのは、土屋宝士(オーイング)/畑辺純希(ウィンコーポレーション)組と、白鳥勝浩(トヨタ自動車)/上場雄也(松戸レガロ)組の2チームだった。

フルセットの末、中国の若き大型のZhuoxin Li/Chaowei Zhou組に勝利した土屋/畑辺組。練習期間は1週間だったが、「上から打たれるのは仕方ない。あれこれも狙っていくのではなく、畑辺のブロックをよけてきたものをしっかり拾って得点につなげられたのは大きかった」と土屋。メリハリをしっかりつけた攻守が機能し、中国の3番手チームと言われる若き大型チームとの接戦を2(22-20,19-21,15-11)1とモノにした。


予選で勝利し本戦出場を決めた畑辺/土屋組

最も経験値がありながら今大会予選からの出場となった上場/白鳥組は、カナダのLiam Kopp/William Hoey組と対戦。
「相手は高さがあったので、ブロックのタイミングが難しかったが、相手が崩れてくると思ったので、サーブだけは強気で打っていこうと思っていた」と上場。少しずつ上場のブロックと白鳥のディグがかみ合い始め、第2セットを奪われたが、最終セットは相手のミスを誘い始める。チカラとチカラのぶつかり合いとなった終盤は、ナイターを楽しむ観客のボルテージも最高潮。勢いに乗った上場/白鳥組は、フルセットゲーム2(25-23,17-21 ,15-6)1を制した。

明日26日(木)は、本戦チームが出場。朝9時から第1試合が行われる。