堀川/安達組、関/三好組、決勝トーナメント進めず。「FIVB U19世界選手権」

堀川/安達組、関/三好組、決勝トーナメント進めず。
「FIVB U19世界選手権」

2年に1度、19歳以下のビーチバレーボール世界王者を決定する「U19世界選手権」が7月10日(水)、中国・南京で開幕した。日本からは、堀川貴之(京都産業大)/安達龍一(洲本高)組、関莉菜(福知山成美高)/三好真由(福知山成美高)組、男女各1チームが出場した。

男子の堀川/安達組は、予選1回戦でモナコのLudovic Palmaro/Olivier Lanteri組と対戦。第1セットを17-21と先取されたが、第2セットは21-15と奪い返す。第3セットもその勢いで先にマッチポイントを握った堀川/安達組だったがデュースの末、14-16と敗れた。

本戦からの出場となった女子の関/三好組は、プール戦でタイ、中国、エクアドルと対戦。タイに0-2(8-21,6-21)、中国に0-2(14-14,6-21)とストレート負けを喫したが、プール戦最終戦となったエクアドル戦では、フルセットに持ち込む接戦へ。しかし、最終的に1-2(19–21,21–18,9-15)と敗れ、プール戦敗退となった。

出場選手コメント

堀川貴之
「今大会、とても悔しい結果で終わってしまった。先にマッチポイントを握ったのに、そこで勝ち切れなかった。自分に甘さを実感し、本当に悔しい。そんな中でも収穫はたくさんあった。他の国、地域の人たちとの交流や、それぞれの国のプレー面でのいい面、悪い面を見つけることができました。今回学んだよい点や高い技術をこれから身につけてよりレベルアップできるようにがんばっていきたい」

安達龍一
「この世界大会では、自分の詰めの甘さと決めきる力のなさをはっきり実感した。チャンスボールをしっかりと決めるという簡単そうなプレーでも少しのミスをして決めきれず、負けという結果につながってしまった。そんな中でも世界の高さにも、自分のプレーが通用することがわかった。まだ高さを活かしてきれていないのが現状だが、これからの課題としてさらに精度を高めていきたい」

関莉菜
「一番初めに今回の世界選手権に出られたことに感謝したい。この大会は3月に行われたアジア選手権とは違ってさらにレベルの上がった大会だった。身長の低い自分たちは大きい選手には叶わない部分もたくさんあったけれど、もう少し自分たちのプレーができればよかった、と思った。今回の貴重な経験でたくさんの国のプレーを学ぶことができた。これを機に帰ってからも練習に活かせるようにがんばりたい」

三好真由
「世界選手権が終わって、自分たちのプレーが世界ではまったく通用しないことがわかった。負けている時に逆転する力もなく、自分のメンタルが弱すぎると思った。日本代表として勝つという責任を果たせなかったけれど、トップレベルの選手と試合ができてよかった。ここまで支えてくださった方に感謝しかない。日本に帰っても、代表という自覚を常に持って責任のある行動をしていきたい」