日本代表男子チームテクニカルディレクターにイザベル氏が就任

日本代表男子チームテクニカルディレクターに
イザベル氏が就任

日本バレーボール協会は、日本代表男子チームの強化を管轄するテクニカルディレクターに、今年1月から男子チームのブラジル合宿を管轄していたマリア イザベル バホーゾ サルガド(57歳)氏。契約は2018年5月中旬から2020年東京オリンピックまでとなる。

イザベル氏は、アシスタントコーチとして同時雇用されたアレシャンドレ メネゼス ニューランヅ(36歳)氏とともに6月6日(水)、東京都内にある日本バレーボール協会に出向き、嶋岡健治会長、八田茂ビーチバレーボール事業部本部長に就任の挨拶を行った。

イザベル氏は、ブラジルのプロ選手として活躍するサルガド姉妹の実母であり、長年コーチを務めてきた。ブラジル国内ではコーチ派遣業なども行っている。2015年横浜で開催されたグランドスラム大会以来、来日したというイザベル氏に対し、嶋岡会長は「ブラジルチームの強化の経験を最大限に発揮してほしい。今、日本では強化と普及の両輪に取り組んでいるけれども、日本代表が結果を残していき、ひとつのきっかけを作ってくれることを期待している」と述べた。

1980年代に日本の実業団リーグ(東芝)で3季プレーしていたというイザベル氏は、「かつてのブラジルは、日本のバレーボールを見習い、そこからブラジルスタイルを築き、発展をしてきた。今ブラジルバレーがあるのは、日本のおかげ。日本でもブラジルようにビーチバレーボールが普及していくことを望んでいる。日本代表選手たちが結果を残し、貢献できるようにがんばりたい」と抱負を語った。


日本代表男子チームテクニカルディレクターに就任したイザベル氏

以下、イザベル氏のインタビューを掲載する。

─オフシーズンにブラジルで日本代表男子チームが合宿をされていましたが、率直な印象は?
「レベルアップしたいという想いと、そのためにはどんな練習にも取り組みたいというモチベーションが非常に高いと感じました。監督にとっては、選手のやる気はとても大事なことです。選手たちもまたブラジルに行きたいと言っているので、ブラジルのツアーにも参戦したいと思っています。また、ヨーロッパにも合宿に行きたい。そこでいいチームと練習ゲームを重ねていけば、レベルが上がっていくと思います」

─強化のコンセプトはどんなところに置いているのでしょうか?
「2つのことに重きを置いています。1つは、東京オリンピックまで2年ですが、やるからにはいい成績を残すことに全力を尽くします。大きい舞台でビーチバレーボールを見せることができる大きいチャンスです。2つ目は将来性のある選手を育成すること。バレーボール経験がなくても身体能力の高い選手を探して連れてきて、チャレンジしていきたいと思っています」

─ブラジル合宿に参加していた石島/高橋組は、ワールドツアー(1スター)でも優勝し、成長を感じますが、ポテンシャルをどう感じていますか?
「2人とも個々の性格はまったく違いますが、非常にポテンシャルの高い選手ですね。ブラジル合宿後、3ヵ月が経過し、継続的な強化は一度切れてしまいましたが、それは仕方のないことです。今後2人のいいところを伸ばしていきたいと思います。高橋は上背はありませんが、テクニックを持っているので、高さ以外で対抗できる他の道を探して、さらによくなるようレベルアップを図っていきたいと思っています」