大学日本一が決定 ビーチバレーボール・ジャパン・カレッジ 第33回全日本大学男女選手権大会

大学日本一が決定 ビーチバレーボール・ジャパン・カレッジ 第33回全日本大学男女選手権大会

大学日本一を決める選手権大会、「ビーチバレーボール・ジャパン・カレッジ 第33回全日本ビーチバレーボール大学男女選手権大会」が7月15日(木)~16日(金)、明石海峡大橋を望む兵庫県明石市・大蔵海岸公園海水浴場で開催された。
昨年度とは異なり、それぞれの地区大会を勝ち抜き参加した男女各20チームが大学日本一を目指し2日間にわたって熱戦を繰り広げた。
 
絶好のコンディションのなか開催された決勝戦、男子は日本体育大学(小田/福嶋組)、女子は産業能率大学(オト/山田組)がそれぞれ昨年に引き続き2連覇を達成し、1年間の成長をうかがわせた。
 

小田/福嶋組は前年度王者としての意地を見せつけた形となったが、関東予選では日本大学(市川/水島組)に敗れていた。しかし予選から中3日で修正し、準々決勝ではリベンジを果たした。
神戸学院大学(出口/溝端組)との決勝戦、両チームともに固い守りから長いラリーの応酬となるなど、緊迫した試合が展開されたが、そのなかでも要所を締めた小田/福嶋組が相手の猛攻にも流れを切ることなく勝ち切った。
 

オト/山田組は危なげなく準決勝まで駒を進めたが、産業能率大学同士の対戦(野口/伊藤組)ではフルセットの死闘にもつれ込んだ。それでも最後は山田の4年間の思いを乗せた連続サービスエースで激闘をものにし、前評判通りに決勝進出を決めた。
決勝では昨年と同じ神戸学院大学(山本/金元組)との対戦となり東西No.1決戦となった。序盤からラリーの応酬が見られるが、中盤からは技ありのショットや強打で徐々に点差を広げ、オト/山田組が危なげなく試合を制し連覇を達成した。
 
ビーチバレーボールを専門とする選手が増えたことにより、全体的に昨年よりもレベルの上がった試合が多く見られる結果となった。ビーチバレーボール部のある日本体育大学や産業能率大学が来年も上位に食い込んでくるのか、それともその牙城を崩すチームが現れるのか、注目される。
 
今回上位進出はならずとも、ビーチバレーボールに興味を持って参加した選手にもポテンシャルの高い選手が見られ、今後の活動によっては来年度さらなる白熱した戦いが期待される。
 
 

<男子>
優勝  日本体育大学(小田/福嶋組)
準優勝 神戸学院大学(出口/溝端組)
第3位 日本大学(川崎/神原組)
第4位 慶應義塾大学(安達/島田組)
 
<女子>
優勝  産業能率大学(オト/山田組)
準優勝 神戸学院大学(山本/金元組)
第3位 産業能率大学(伊藤/野口組)
第4位 明海大学(衣笠/菊池組)
 
男子優勝は日本体育大学(小田/福嶋組)が2年連続4度目、女子優勝は産業能率大学(オト/山田組)が2年連続7度目と、男女ともに二連覇。