マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021と東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦 男子グランフロント大阪大会/女子立川立飛大会『オンライン記者会見を実施』

マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021と東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦 男子グランフロント大阪大会/女子立川立飛大会『オンライン記者会見を実施』

日本バレーボール協会は、ビーチバレーボールのトップツアー「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021」の開幕と、「東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦 男子グランフロント大阪大会/女子立川立飛大会」の開催を前にオンライン記者会見を4月30日(金)に開催した。

 

多くのメディア関係者が参加し、動画配信サイトでライブ中継もされる中、会見は2部構成で行われた。第1部には長谷川暁子(NTTコムウェア)、二見梓(東レエンジニアリング)組、第2部には髙橋巧(ANAあきんど)、長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組が選手代表として出席した。

第1部は、5月8日(土)、9日(日)から東京都立川市TACHIHI BEACHで開催される「マイナビジャパンツアー2021」について。2019年から冠スポンサーを務めてきた株式会社マイナビが、3年連続でツアーの冠スポンサーとして特別協賛することを発表した。

東京都立川市TACHIHI BEACHでの、第1戦立川立飛大会では、総額324万円(優勝 60万円、2位 30万円、3位 16万円、5位 10万円)がマイナビ賞として与えられる。さらに今年は「マイナビワールドチャレンジ賞」が2年ぶりに復活。この賞のコンセプトは、国際大会で活躍するような選手を多く輩出し、次世代がビーチバレーボールにチャレンジしたくなる大会を目指すマイナビジャパンツアーの舞台で、国際大会に挑戦する選手たちを支援するというもの。ツアー前半期、シーズン全期の2つのステージに分け、男女各上位2チームがそれぞれ表彰される。

3年連続でツアーの冠スポンサーとなる株式会社マイナビの中川社長

 

株式会社マイナビの中川信行 代表取締役 社長執行役員は、「昨年は新型コロナウイルスの影響により、ジャパンツアーは1大会のみの開催となりました。選手たちは日頃の練習の成果を発揮する機会が少なくなり、とてももどかしい1年だったと思います。そんな中、今年は複数大会の開催を予定しており、大変うれしく思っています。ビーチバレーボールはインドアと違い、ペア2人がオールランドプレーヤーとして勝利を目指す競技。息のあった連携やプレーの躍動感、自然環境に合わせた戦術などが非常に魅力的です。この競技をたくさんの方に知ってもらい、人気スポーツとなって選手の競技環境がさらによくなっていくことを願い、ジャパンツアーを支援させていただくことになりました。ますます発展していけるよう、引き続き尽力していきます」とツアー開催への抱負を話した。

「マイナビジャパンツアー2021」の年間スケジュールは、現在全国各地の新型コロナウイルスの感染状況により調整中。決まり次第、公式発表する。第1戦立川立飛大会は無観客で実施、インターネットライブ配信を予定している(詳細は追って発表)。

笑顔でコメントを語った長谷川

 

<女子選手コメント>
長谷川暁子
「2021年のマイナビジャパンツアーが開幕することはとてもうれしい。コロナ禍という情勢の中、たくさんの方々が開催に向けて動いて頂いていることに感謝しています。昨年、試合が少なかった中でも、モチベーションを落とさないためにパートナーと話し合う時間を増やして気持ちを高めてきた。自信を持って2人で力を合わせて頑張りたい」

熱いプレーを伝えたいと話した二見

二見梓
「コロナ禍の大変な中でいろんな方に大会を開催するために協力していただき、プレーできることに感謝している。リモートでの観戦となるが、配信で見ている方々へカメラ越しに熱さを伝えられるように頑張りたい。コロナが落ち着いたら会場でプレーを見てもらいたいなと思うので、そういう想いを込めてプレーしたい」

 

 

第2部では5月22日(土)、23日(日)に開催される「東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦 男子グランフロント大阪大会/女子立川立飛大会」の概要について発表された。この大会は男女同時に、それぞれ男子はグランフロント大阪(大阪府大阪市北区)、女子は立飛ドーム(東京都立川市)で開催される。大会の模様はそれぞれ地上波(男子はMBS、女子はTBS)で放送され、この大会で優勝に輝いたチームは東京2020出場が内定する。

 

オンライン会見に出席した川合庶ビーチバレーボール強化委員長は、「東京2020の出場が決まる重要な大会。この5年間、東京2020に向け選手たちは必死に練習し苦しいことにも耐え抜いてきた。その集大成としてケガをしないように頑張ってもらいたい」と述べた。

応援アンバサダーを務める浅尾

 

本大会の応援アンバサダーには、元ビーチバレーボール選手の浅尾美和さんが就任した。浅尾さんは「オリンピックの開催が1年延期され、国内ツアーやワールドツアーも相次いで中止になった昨シーズンは、選手にとってつらい1年だったと思います。そんな中でもオリンピック出場に向けて歩んできた皆さんには、代表決定戦でいま持っている力すべてを発揮してもらいたいですし、熱い戦いにかけた一つ一つのプレーをたくさんの人に見てもらいたい」とメッセージを送った。

浅尾さんは、日本バレーボール協会の動画配信サイト「JVAチャンネル」で、西堀健実・溝江明香組に挑戦する「ビーチバレーボールチャレンジ」企画に出演。こちらは後日配信予定となっている。

真剣な表情でコメントした高橋

 

<男子選手コメント>

髙橋巧選手

「所属先が4月に分社化して『ANAあきんど』になり、大変な状況の中でサポートしていただくため、感謝の気持ちをプレーで返せるようにと思っている。周りから『代表決定戦は一発勝負だね』と応援していただくことが多い。日々の練習が試合に出ると思うので、とにかく練習を頑張りたい」

力強く語った長谷川

 

長谷川徳海選手

「マイナビジャパンツアー、代表決定戦ともに同じビーチバレーボールだというのは自分の中では変わらない。環境に左右されずにできるプレー、いいプレーを選択して見ている方々に楽しんでもらいたい。練習やフィジカルトレーニングは基礎を徹底的にこなしているので、オリンピックに関係なくスキルを上げ、積み重ねてやり続けていくことを強化方針として掲げている」